冷え症外来

冷え症外来の設立

手先・足先が冷たいことで、
他人にも理解できる冷え症の方は分かりやすいのですが、
自覚症状だけで、他人に理解されないことが多い疾患です。

 

冷え症の自覚症状があり、医療機関を受診しても

所見が無いため、医師から
冷え症ではないと判断されることが少なくなく、
さらに悩まれる方の話をよく聞きます。

 

当院の冷え症の考え方は、
「冷え症」の判断は、「冷え症の自覚」がある方で、
冷え症で困っている方の主張(医学用語では主訴)を大事にしています。

さらに、
他人から「冷え症ではない」と指摘されて納得させられるものではないと考えています。

 

冷え症は、未病の一つであり、万病の元と考えておりますので
予防医療・治療については当院にご相談ください。

冷え症の定義

当院の冷え症の定義は、

「冷えを自覚している」とし、
広義を設定する際に理学所見を用いています。

 

当院では、冷え症は「体質」ではなく、「疾患」としてとらえ、
予防医療への導入・積極的な治療への提案をさせていただいております。

 

 

【冷え症の分類】

①末梢循環不全型

②新陳代謝低下型

③内蔵型

④自律神経型

 

冷え症は、寒い冬場の時期の冷え症だけをイメージしますが、
夏でもクーラーを「ガンガン」かけている職場・家庭環境においては、
夏の冷え症も存在します。

冷え症の評価

足先の体温が低い
足先の体温が低い
足先の体温の改善
足先の体温の改善

【自覚的(主観的)冷え症】

①手先・足先が冷たい

②手先・足先は冷たくないが、体の寒さを自覚している

③日常生活で支障をきたしている

 

①はもちろん、だれでも冷え症と理解できますが、

②を理解されることは難しいです。

よくある事例としては、夏場の熱い時期に

同じ部屋にいた人が汗をかいても、

一枚羽織る必要がある。もしくは、ひざ掛けが必要なほど寒さを感じる場合があります。

 

 

【客観的冷え症の検査】

客観的に評価する冷え症の場合,
①VAS(Visual Analogue Scale)スケール
0(全く困っていない)~50(どちらでもない)~100(とても困っている)
アンケートにて評価を行います。

 

②サーモグラフィー
一般的によく使われている検査方法のひとつです。直観的に評価できます。

 

③KSG面積比率
その他、当院では、KSG面積比率(*1・ 2)を用いて
冷え症を数値化しています。
測定は、特別な検査ではなく血圧測定と同時に測定しますので、
患者さん自身の負担がなく検査が終わります。

 

④採血検査
潜在的な甲状腺機能低下症が考えられ得る時、

更年期障害(男性・女性)の時などに採血検査の実施を検討しています。

 

⑤精神的なストレス


男性型冷え症

冷え症は、西洋医学での「疾患」としては存在せず、

東洋医学では、病気にあらず「未病」として分類されています。

 

最近は男性の冷え症についてもテレビで特集されることもあることから、

少しずつ男性にも認知されてきていますが、

それでも、年齢の高い男性には理解されることがまだまだ少ないです。

 

当院では、冷え症診断・治療に力を入れております。

ぜひご相談ください。


冷え症治療 当院での治療

当院の冷え症外来を受診される大部分の方は、「食事療法」や「冷え体操」をすでに実践されています。それでも改善しないため、漢方薬を内服したり、または鍼灸治療を試みますが、それでも冷え症が強いため、当院を受診されます。

当院では自費診療ですが、冷え症治療をより強力に改善することを期待したいため、既存の内服の継続・変更ではなく、点滴治療を行っています。

当院で通常行っている治療ですが、「冷え症」という視点で治療法をまとめました。



①血液クレンジング療法

ボトルの血液をクレンジングします
ボトルの血液をクレンジングします

血液とオゾンが専用瓶内で混合されるとは血液中の様々な分子と反応を起こし、酸化生成物と酸素に変身します。その結果酸素が多く、さらに免疫力を高め、各細胞を刺激するオゾン誘導化学種もたっぷり含むサラサラの血液に変わります。

つまり血液オゾンクレンジングは、ドロドロの血液を浄化してサラサラな血液にします。

サラサラな血液は、免疫細胞を活性化(細胞内ATP濃度を上げること)で、冷え症改善の効果が期待できるだけでなく、若返り治療(美肌や美白など)に対する予防としても期待できます。また、ヨーロッパでは癌の術後の患者さんが免疫力を上げるためにこの治療を行っています。

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②高濃度ビタミンC点滴

ビタミンCは人の体内で作ることが出来ませんので、通常は食べ物から取り込むしかありません。また、ビタミンCは水溶性ビタミンといわれ、水に親和しやすく汗や尿へ排出されます。つまり、サプリメントをたくさん内服しても、ある一定の濃度以上(400〜1000mg)は上がりません。当院の高濃度ビタミンC(25,000mg)を直接血管の中に点滴することで、血中濃度を急激に上昇させることで細胞の隅々まで到達させ短時間に作用することが出来ます。ビタミンCは基礎代謝に関連するホルモンを作るのに必要であり、基礎代謝を上げることで冷え症の改善が期待できます。

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イメージ画像です
イメージ画像です

③プラセンタ注射

プラセンタで有名な作用は美容効果が知られていますが、自律神経の調整作用、基礎代謝向上作用や血行を促進する作用があり、冷え症の改善に作用すると言われます。特定生物由来製品であるため、当院では同意書を用いて説明を行います。

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④アルファリポ酸点滴・カルニチン点滴

アルファリポ酸は微量ですが体内で生産している酵素で、カルニチンはアミノ酸ペプチドで、どちらも細胞レベルでの基礎代謝の不活発の体質を改善する作用を持っていますので、肥満外来のダイエット治療としても知られています。アルファリポ酸が不足するとエネルギー生産するクエン酸サイクルが働いていないためにエネルギー(ATP:アデノシン三リン酸)が少なくなります。その結果、ダルさなどの「冷え」として現れることが知られています。サイクルを動かすためにアルファリポ酸は重要な働きをしています。主にブドウ糖の消比(燃焼)率をアップさせるダイエット効果があります。カルニチンは遊離脂肪酸を効率よく筋肉細胞内のミトコンドリアに運ぶ働きがあるカルニチンを摂ると、持久力が上がる効果が期待できます。下記にありますように、アルファリポ酸とカルニチンは相性が良いことが分かります。

【アルファリポ酸とカルニチンの関係】

ミトコンドリアは、6兆個ある細胞のほとんどに存在する組織で、ミトコンドリアはブドウ糖や遊離脂肪酸と酸素を取り込んでATPというエネルギーを作ります。つまり、細胞内のエネルギー生産工場のような組織です。アルファリポ酸でミトコンドリアにブドウ糖を積極的に届ける働きをもち、ミトコンドリアに届けられたブドウ糖はカルニチンの機能によってミトコンドリア内に取り込まれてATPというエネルギーに変えられて、運動エネルギーや体温の維持、脳の活動エネルギーなどとして使われます。

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1つの細胞(緑色がミトコンドリア)
1つの細胞(緑色がミトコンドリア)
ミトコンドリア(拡大)
ミトコンドリア(拡大)

⑤マイヤーズカクテル療法

マイヤーズカクテルは、マイヤーズさんが開発した点滴で、何をカクテルしているかと言えば、ビタミン・ミネラル点滴になります。ビタミンB群、ビタミンC、マグネシウム、カルシウムになります。ビタミン、ミネラルを補うことでも、血行をよく(循環系の促進)することができるので、冷え症の改善につながります。また、ミネラルであるマグネシウムは体温や血圧を調節したり、抗ストレス作用がありますので、自律神経失調からくる冷え症にも効果があります。

 

下図のように、

オリジナルカクテルを作ることもできます。

 

左から
①マイヤーズカクテルに、ビタミンB2を強化したカクテル点滴
②マイヤーズカクテル(標準)
③④マイヤーズカクテルに、ビタミンB12、トラネキサム酸などをカスタム

ビタミンB2や葉酸をカスタムした場合、黄色が強くなります。また、ビタミンB12の場合は赤色が強くなります。
ビタミンの色でカラフルになります。

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⑥グルタチオン療法

グルタチオンは免疫を担う細胞の機能低下を防ぎ、免疫力アップに役立ちます。アメリカでは指先のしびれ(末梢神経障害)、閉塞性動脈硬化症、線維筋痛症、過敏性腸炎、慢性疲労症候群、各種神経系疾患など様々な疾患の治療に使われています。グルタチオンと冷え症の関係は、グルタチオンによる抗酸化作用・デトックス効果が、血管を若くしたり、傷ついた神経を改善させることで、冷え症の改善に役立ちます。

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参考文献

1.Korotkoff sound graph(KSG)面積比率を用いて,漢方学的診断となる「証」を数値化する試み.
日本未病システム学会18巻1号,9-18,2012.

 

2.「冷え症」の自覚をKorotkoff sound graph (KSG)面積比率に基づく客観的数値化する試み.
日本未病システム学会,19巻,1号,2-9,2013

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