一般内科睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群

SASの検査機器
SASの検査機器

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)

 

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まる、または浅く・弱くなることにより日常生活に様々な障害を引き起こす疾患です。

「いびきがひどい」「昼間の眠気が強い」「しっかり寝ているのに疲れを感じる」「朝なかなか起きられない」などの症状のある方は、

睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

 

ご自宅に小さな検査機器を持ち帰っていただき装着していただくだけでできる簡易検査になります。

予約制となっておりますので、検査をご希望の方はお電話にてご予約下さい。

 

Q.睡眠時無呼吸症候群(SAS)ってどんな病気?

 一般的にSASの重症度はAHI(Apnea Hypopnea Index)無呼吸低呼吸指数で表します。AHIとは1時間に10秒以上の無呼吸・低呼吸(呼吸が浅く・弱くなる状態)が発生する回数を示すものです。

AHIが5回以上認められ、日中の眠気などの症状がある場合に、AHI15回以上では症状がなくてもSASと診断されます。ポリソムノグラフィー(PSG)ではAHI 20以上で、当院で実施している簡易検査ではAHI40以上が保険適応となります。

 

閉塞性の睡眠時無呼吸は、肥満により増えた喉の脂肪や、喉の筋肉が緩んで落ち込んだ舌の付け根が空気の通り道(気道)をふさぐことで起こります。

睡眠時無呼吸があると熟睡できずに不眠になったり、昼間に眠くなったりすることが多くなり、重度の睡眠時無呼吸がある場合には交通事故を引き起こす危険性は高くなりやすいとも言われています。また無呼吸があると心臓や血管に負担がかかるため、脳梗塞などの脳血管障害、心臓病などのリスクも高くなり、突然死をも引き起こす可能性があります。

 

 

<SASの主な症状>

● 夜間の症状

いびきがうるさい、呼吸が止まっている、寝汗を描く、寝相が悪い、何度もトイレに起きる・・・

無呼吸の間いびきが止まり、あえぐような激しい呼吸や大きないびきとともに呼吸が再開するという特徴があります。あえぐような呼吸をするため、寝汗をかいたり寝相が悪くなります。また、夜中に何度もトイレに起きるなどの症状があります。

● 昼間の症状

倦怠感や頭が重い・・・

呼吸が止まっている間は、酸素欠乏状態にあるため起床時に頭の重さを感じることがあります。体を休めるための睡眠で酸素欠乏状態になるので、全身の倦怠感や不眠につながります。

日中の眠気・・・

SASは無呼吸状態から呼吸を再開するたびに脳が覚醒するた睡眠が分断されます。本人に目が覚めた自覚はないのですが、深い睡眠が得られておらず、きちんと睡眠をとったつもりなのに実はこま切れ状態に陥っているのです。

 

<SASの合併症>

● 認知機能のリスク

交通事故/集中力・記憶力の低下/日中の眠気/仕事効率の低下/うつ・ストレス/小児では発達障害・成績の低下

● 脳・心臓血管系のリスク

脳・心血管障害/高血圧/肥満/糖尿病/多血症/不整脈/狭心症/心筋梗塞/心不全/逆流性食道炎/頻尿/EDなど

 

 


<睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査・治療の流れ>

● 検査の方法(簡易検査)

診察

↓ 適応があると判断された場合、当院より検査会社に連絡し、SASの検査機器を予約します。

簡易検査

 ①検査会社より自宅配送または当院に取りに来ていただきます。
 ②配送された検査機器に付随されている説明書に従って機器を付けます。
 ③いつも通りの就寝してください。
 ④翌日、検査会社へ郵送するか、検査機器を当院へ返却していただきます。

結果説明

当院にてデータを解析して結果をお伝えいたします。(1週間くらいで結果がでます)結果によっては詳しい検査のために、精密検査(PSG検査)ができる病院にて一泊入院検査を行っていただくことがあります。

治療開始

CPAP(シーパップ)療法(持続陽圧呼吸療法)はCPAP装置からホース、マスクを介して処方された空気を気道に送り、常に圧力をかけて気道が塞がらないようにします。この療法を適切に行うことで睡眠中の無呼吸やいびきが減少し、SASによる症状の改善が期待されます。CPAPは治療効果が高い治療法です。またSASが原因で血圧が上昇している場合においては、降圧(血圧を下げる)効果の報告もあります。

定期受診(月1回)

毎日使用していただいているCPAPのデータを解析し問題がないか診察を行います。

 

<睡眠時無呼吸症候群のアドバイス>

睡眠時無呼吸症候群は肥満傾向にある40歳〜60歳の男性に多く、女性では閉経後に増加していきます。

しかし、肥満だけでなくても他の症状が重なることによってSASが発症します。顎の小さい方や、睡眠薬や抗てんかん薬の服用により症状が出る方もいらっしゃいます。

日本人は、肥満の程度が低くても顔面の形態的問題からSASを発症しやすい人種と言われています。

また、集中力・記憶力の低下は交通事故などの原因ともなります。重度の睡眠時無呼吸症候群がある場合は交通事故を引き起こす危険性は高くなってしまいます。

ご自分の健康はもちろん、ご家族や社会のためにも、自覚症状のある方は検査を受け適用がある場合は、治療を行っていきましょう。


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