花粉症治療
2-4月は、花粉(スギ・イネ科)の時期

2月といえば立春で、暦の上では春の初めですが、まだまだ寒い時期です。
春になると温かくなり、花粉に悩まされる季節になります。
ですが、春の花粉は2月にもたくさん飛来しています。
咳やくしゃみ、鼻水は風邪の症状でもありますので、
風邪と花粉症の区別がつかず放置しておくと、
ずっと症状が治らず不快感だけが続きます。
1月の後半から2月頃からの花粉症の原因は色々ありますが、
地域や、気温によって花粉の飛来の時期が変わります。
この時期福岡で、注目する花粉は、スギ、ヒノキ、イネ科になります。
10-11月は、秋の花粉症(ヨモギ・ブタクサ)の時期

秋の花粉症の特性
秋の花粉症は、春の花粉症と比べて気づきにくい、または認知しにくい特性があります。以下にその理由を説明します。
1. 花粉の飛散時期の違い
秋は、特定の植物(よもぎやブタクサなど)が徐々に花粉を放出するため、症状が出るタイミングが分散し、気づきにくいことがあります。
2. 症状の軽微さ
秋の花粉症は、症状が軽微であることが多く、風邪や他のアレルギーと混同されることがあります。そのため、花粉症であることに気づかないことが多いです。
3. 他のアレルゲンとの混在
- 秋の環境: 秋は、花粉だけでなく、カビやほこりなどの他のアレルゲンも増える季節です。これにより、症状が複雑化し、花粉症の認知が難しくなります。
4. 知識の不足
- 認知度の違い: 春の花粉症は広く知られている一方で、秋の花粉症に関する情報は相対的に少なく、患者自身が気づかないことが多いです。
秋の花粉
ブタクサ(Ambrosia artemisiifolia)
- 特徴: ブタクサは、特に秋に花粉を放出する植物で、非常に強いアレルゲンです。日本各地で見られ、特に湿った場所や荒れ地に生育します。
- 花粉の飛散時期: 8月から11月にかけて。
よもぎ(Artemisia princeps)
- 特徴: よもぎも秋に花粉を放出する植物で、特に日本では広く分布しています。料理や薬草としても利用されますが、花粉症の原因にもなります。
- 花粉の飛散時期: 8月から10月。
ススキ(Miscanthus sinensis)
- 特徴: ススキは、日本の秋の風物詩として知られる植物で、特に湿った場所や河川敷、野原などに自生しています。穂が美しく、秋に見られる風景の一部です。
- 花粉の飛散時期: ススキの花粉は主に9月から11月にかけて飛散します。この時期に花粉を放出し、アレルギー反応を引き起こすことがあります。
花粉症の検査と治療
①検査
血液検査
→当院では、希望があれば血液検査を行っています。
②治療
→注射による治療を行います。

説明・価格表
| 種類 | 作用機序 治療方法 | 金額 | 説明 |
| 血液製剤 | 免疫調整作用 抗炎症作用 皮下注射 | プラセンタ注射 2200円/2A | 説明書による同意が必要 |
| 血液製剤 | 減感作療法 皮下注射 | ヒスタグロビン注射 2200円/回 | 週1〜2回の注射を合計6回の注射で1クール通院回数が多くなります。効果は中止後の3〜4ヶ月後に消失します。説明書による同意が必要 |
| 減感作療法 皮下注射 | ノイロトロピン注射 2200円/回 | ヒストグロビン注射と合わせて使うこともでき、3300円/回となります。喘息発作中、月経(生理)中、妊娠されている方には使用できません。 | |
| ステロイド | 免疫調整作用 抗炎症作用皮下注射 | 7700円/回 | 糖尿病の患者様はできません。月経(生理)中、妊娠されている方には使用できません。持続効果は個人差もありますが、3カ月程度です。 しかし、ステロイドは女性の患者様には月経が遅れるなどの副反応が出る可能性があります。 現在、幅広く多くの薬が発売されていますので、まずはお薬による治療をお勧めします。 職業柄内服が難しい方、花粉症がひどい年で内服のお薬だけではコントロールができない方には注射の治療も行っております。説明書による同意が必要 |
| ボツリヌス | 神経伝達の抑制 抗炎症作用 鼻腔噴霧 | 16500円/回2回目以降 13200円/回 | 「ステロイド注射」に抵抗がある患者様に。針を使わない治療のため、痛みもダウンタイムもありません。1回の治療で、2〜3週間程度の効果が持続します。1シーズン2〜3回の治療で辛い花粉症の症状を和らげることが可能です。希望される方は、公共交通機関の利用による受診をお願いします。説明書による同意が必要 |
| ボツリヌス | 神経伝達の抑制 抗炎症作用 鼻粘膜注入 | 22000円/回2回目以降 16500円/回 | 粘膜内に注射を打つ治療法は、1ヶ月程度効果が持続し、長くて3〜4ヶ月なので1シーズンもつことがあります。噴霧と比較して、注射の場合は麻酔する時間があるので、20分ほど多くかかります。希望される方は、公共交通機関の利用による受診をお願いします。説明書による同意が必要 |
| 抗IgE抗体療法 | IgEの抑制皮下注射 | 82500円/回 | アレルギーを引き起こすIgE抗体を抑える治療です。重症喘息、慢性蕁麻疹にも有効性が示されています。注射によるアレルギー症状がでることが稀にありますので、注射後に1〜2時間程度、待合室で待機していただきます。(*)受診当日は、説明書による同意書が必要で、後日治療になります。当日の注射はできません。 |
副作用
ヒスタグロビン注射の副作用
眠気、めまい、頭痛、嘔吐、注射部位の発赤や痛み など
ヒスタグロビンは1967年に発売され、 国内の献血血液から製造される血液製剤です。今まで1例も感染例の報告はありませんが、事前に同意書の取得が必要となります。
ノイロトロピン注射の副作用
ノイロトロピンは正確な市販後調査がされていないため、どの副作用がどれくらい出るかはわかっていません。一番多いと予想されるのは、注射部位の疼痛・硬結・発赤・腫脹・熱感が出現することです。しかしこれは、インフルエンザの予防接種なども含めて、皮下注射だとどれも起こり得ることです。
そのほか、特別に多い副作用もなく、比較的安全に使用できるお薬です。
ボツリヌス治療の副作用
鼻粘膜局所に作用するだけなので、基本的には、副作用はほぼありません。
一般的には、下記の副作用が考えられます。
- 注射部位が腫れる、赤くなる、痛みを感じる
- 体がだるく感じる、力が入りにくい

