高血圧のリスク 高血圧は脳出血と脳梗塞に共通の最大の危険因子で研究では、収縮期血圧160mmHg以上の患者の脳梗塞の発症リスクは3.46倍、拡張期血圧95mmHg以上では3.18倍と報告されています。 医療機関では血圧が高くなる患者さんが多いので、当院では家庭血圧を付けるようにお願しています。
当院の特徴 当院では、両腕の血圧を同時に測定する器械を用いて測定を行います。左右の血圧の差(血圧較差)が20mmHg以上ある場合は、動脈硬化による血管のつまりがどちらかの心臓から腕の間に存在すると報告されています。 臥位(寝ている状態)で測定する検査もありますが通常は、診察室で座った状態で血圧測定を行います。
両腕の血圧較差の報告 1802例の両腕の血圧較差の測定を行い報告した結果になります。血圧較差≥10mmHg以上の患者さんはさん、全体の14.6%いましたが血圧較差≥20mmHg以上の患者は、全体の1.3%でした。血圧較差≥20mmHg以上の患者の精密検査まで行いましたが有意な狭窄は認められず大事に至りませんでした。 収縮期血圧(右−左),mmHg