血液クレンジング療法とは、
100ml程度の血液を採取し医療用オゾンに接触させて
血液を適度に酸化させ、活性化した血液を再び体内に戻す治療です。
血液がドロドロになると、血液が流れにくくなることにより
肩こり・頭痛・腰痛・疲れやすい・冷えなど不調の症状が現れます。
また、全身の免疫が低下すれば血管の老化が進み、
様々な病気の原因ともなり
心筋梗塞・ガン・脳梗塞の発症も高くなる危険性があります。
血液クレンジング療法は、血液オゾン療法とも呼ばれており、
オゾンガスを用いた様々な治療法の総称で、日本ではまだ新しい治療法ですが、
既にヨーロッパでは広く認知されており、ドイツでは保険治療の適応にもなっている治療方法です。
40年以上前にドイツで開発されて以来、自然治癒力を回復・強化させる療法として一般的なものになっています。
一度、必ずG6PDの検査(消費税込み6000円)を受けていただき、安全に点滴できるかを判断いたします。
G6PD欠損症(グルコース6リン酸脱水素酸素欠損症)とは、赤血球にあるG6PDという酵素の欠損により、
溶血(赤血球が破壊される) が起こる病気です。数千人に1人といわれている先天性遺伝性疾患です。
遺伝性G6PD欠損症の患者さんに血液クレンジング療法を行うと、
重症の溶血性貧血を起こすことがあります。
このような合併症を防ぐため、血液クレンジング療法を施術される方には、
一度必ずG6PDの検査を受けていただき、安全に点滴できるかを判断いたします。
高濃度ビタミンC治療を行う時に、すでにG6PD検査を受けられた方は検査は不要です。
※G6PD検査は、初回のみの検査です。
※ご注意
検査結果が「活性なし」となり、血液クレンジング療法や高濃度ビタミンC点滴療法がお受けできないとなった場合でも、検査 にかかった費用のご返金は致しかねますのでご了承ください。
当院では重篤な副作用は見受けられません。しかし、以下の副作用が予想されます。
①オゾンによる副作用
オゾンの投与量が過多であった場合、施術後にだるさを感じることがあります。このだるさは、特別な処置をしなくても、約12〜24時間程度で改善されます。
②使用する以下の抗凝固剤による副作用
②-1)ヘパリンナトリウム(重大な副作用(頻度不明))
ショック、アナフィラキシー、出血、血小板減少、HIT等に伴う血小板減少・血栓症
②-2)クエン酸ナトリウム
しびれ
本治療に用いる未承認医療機器は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものですが、「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ています。
日本では、未承認医療機器を、医師の責任において使用することができます。
未承認医療機器についての情報「個人輸入において注意すべき医薬品等について」もご覧ください。
本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器はありません。
本治療に使用するオゾン発生機、その専用器具は、EU内における医療機器として認証されたものです(認証年月日:1993年6月14日)。
本治療の代表的な書籍とされている「オゾン療法 第2版」によりますと、以下の記載がされています。
血液クレンジングは「大量自家血オゾン療法」または「自家血オゾン療法」と表記されています。
第7章(オゾンの潜在的な毒性:オゾン療法の副作用および禁忌)より
1. ドイツ,オーストリア,スイス,イタリアで数百万回の自家血オゾン療法セッションが行われた後にも,重篤な急性または慢性の副作用や癌の発生率の増加は報告されていない.
2. これまでのところ,我々の実験データと臨床的エビデンスは何らリスクを示していない.Jacobs(1982)は,オゾン療法に考えられる全ての悪影響について慎重に調査した.オゾンは「毒性」で知られているにも関わらず,その発生率はわずか0.0007%であり,医薬品の中でも非常に低い値となっていた.
3. コネリアーノ(ヴェネト州)の病院に長く勤務してきた非常に几帳面なオゾン療法士であるGiuseppe Amato医師は,自家血オゾン療法による治療を数年間受けた患者1,000例で軽度の副作用しかなく,後遺症はなかったことをヴェローナ議会(1999)で報告した.
4. シエナ大学病院での我々の経験も重要である.我々は1995年以来,大量自家血オゾン療法を加齢黄斑変性患者で約8,000回,線維筋炎患者で約100回(〜その他の投与方法は省略 〜)をしてきている.(〜略〜)2000年6月から2004年3月まで我々は,新しい無毒なシステム(ガラス等)と血液に対して正確な量の3.8%クエン酸Na(用量で1:9,又は25〜225mL若しくは例外的に30〜270mL)を使用し,オゾン濃度を緩やかに増加(通常10 μg/mLから60μg/mLまで)させるようにした.上に述べたすべての副作用はみられず,他の副作用も生じなかった.さらに,アレルギー様の不耐性も観察されなかった.