脱水・熱中症について
熱中症は、「日射病」と「熱射病」の総称で、
高温や多湿の環境下で起こる身体の障害の総称になります。
日射病は、直射日光が起因となる熱中症で、日光に長時間当たることで、大量の汗をかいて脱水症状となり、体温調節中枢の機能が低下し、倦怠、悪心、頭痛、めまいの軽度から、意識障害、けいれんなどの重度の症状がでます。
熱射病は、屋内・屋外を問わず、高温多湿な環境下に長時間いたり、作業をしている時に起こります。体温調節機能が破綻することで、日射病と同様に、倦怠、頭痛、めまい、意識障害を伴い、40度以上の高体温となって、生命にかかわることもあります。
【熱中症にかかりやすい状態】
・体力・免疫力が低下している人
・肥満の人
・暑さに慣れていない人(漢方学的に虚証の人)
・がまん強い人
・高齢の人
【熱中症にかかりやすい環境】
・前日に比べて、気温が急に高くなった時
・気温はそれほど高くなくても、湿度が高い時
・アスファルトなどで活動している時(道路工事の現場の人など)