点滴療法

スキンケアの目的


●シミ
作用:しわや皮膚の色素沈着にも効果的な成分を配合。シミ、そばかす、くすみを防ぎます。
主な成分:ビタミンB群、ビタミンC、プラセンタ、システインなど
効能:シミ・そばかす・くすみの改善


●にきび 点滴・注射には、抗生剤の使用はしておりません。
作用:肌のビタミンとも呼ばれ皮膚の再生力を高めるビオチン(ビタミンH)や、ビタミンB1誘導体を配合。にきびが気になる方におすすめです。
主な成分: ビタミンB群、ビタミンC、ビオチン(ビタミンH)、ビタミンB1誘導体、αリポ酸など
効能: ニキビ改善、肌荒れ改善、疲労回復


●しわ・たるみ
作用: 高い抗酸化作用で細胞の老化を防ぐ成分をプラス。しわやたるみが気になる方のアンチエイジング対策に。
主な成分: ビタミンB群、ビタミンC、プラセンタ、グルタチオンなど
効能: シミ・そばかす・くすみの改善、肌の若返り


●肌荒れ
作用: 疲労回復やストレス緩和にはたらく成分に、スキンケア成分をプラス。喫煙される方におすすめです。タバコによる肌荒れ対策にも。
主な成分: ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンB1誘導体など
効能: シミ・そばかす・くすみの改善、肌荒れ改善、疲労回復

 

●アトピー
作用:起炎物質の抑制、鎮痛作用、好酸球浸潤抑制作用、抗酸化作用
主な成分:ビオチン(ビタミンH)、ビタミンB12、トラネキサム酸、αリポ酸など
効能:アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、顔などの赤みの緩和、デトックス効果

 

●その他(口内炎)
作用:皮膚や粘膜の健康維持に働きます。
主な成分: ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンB1誘導体
効能:肌あれ、にきび、口内炎、口角炎、口唇炎、かぶれ、ただれ、湿疹、皮膚炎、舌炎、赤鼻、目の充血、目のかゆみの緩和。


白玉点滴

  このような方におススメです

  • メラニン生成抑制による美白
  • 抗酸化作用による肌のアンチエイジング
  • 免疫力の活性化をしたい方
  • 抗アレルギー作用で湿疹などを改善したい方
  • 肝機能の改善を強化したい方

 

 

→白玉点滴についてはこちらへ

 


2-4月は、花粉(スギ・イネ科)の時期


2月といえば立春で、暦の上では春の初めですが、

まだまだ寒い時期です。

春になると温かくなり、花粉に悩まされる季節になります。

ですが、春の花粉は2月にもたくさん飛来しています。

 

咳やくしゃみ、鼻水は風邪の症状でもありますので、

風邪と花粉症の区別がつかず放置しておくと、

ずっと症状が治らず不快感だけが続きます。

 

2月頃からの花粉症の原因は色々ありますが、

地域や、気温によって花粉の飛来の時期が変わります。


この時期福岡で、注目する花粉は、スギ、ヒノキ、イネ科になります。

 


花粉症の検査と治療


検査

①血液検査

②パッチテスト

*当院では、①の血液検査を行っています。

 

治療

①内服

②点鼻薬

③舌下免疫療法

④注射

 

*当院では①-②を保険を用いて内服薬・外用薬の処方を行っております。

*③の治療は行っていません。2017年3月より処方できるようになりました(保険適応)。

 

また、④の治療は自費診療で行っております。

(保険診療と自費診療の同日の受診はできません。)

 

ヒスタグロビン注射について

 

2019.11.19のテレビの放送後、少しずつご相談される方が増えてきましたので追記しました。

当院において、ヒスタミン加人免疫グロブリン療法は、「ヒスタグロビン注射」による療法として実施しています。

一時的な効果だけでなく減感作療法といってアレルギー体質を改善していく効果が期待できます。慢性的な花粉症やアトピー性皮膚炎、蕁麻疹でお悩みの方には非常に有効な治療法です。
また、ヒスタグロビンは、ステロイドとは違って副作用が非常に少ない治療です。

 

効能

ヒスタグロビン注射は特定のアレルギー物質に対して反応するのではなく、全てのアレルギー物質に反応します。特定のアレルギー物質に対する治療でないため、スギ花粉など特定以外が原因の人にも効果を発揮する治療法です。  

 

治療

成人では週1〜2回の間隔で3回又は6回注射し1クールとする。いったんあらわれた効果を維持するためには3〜4ヶ月ごと1回の注射を反復する。

通常は、1バイアルの量から行いますが、効果の高めたいときには、倍量を行うことが可能です。

 

テレビでも、紹介されました。

ザ!世界仰天ニュース

引用URL

 

料金

花粉症注射


ヒスタグロビン注射の副作用

ヒスタグロビン注射には一部の副作用が報告されています


主な副作用として、蕁麻疹、発疹、喘息発作、一次的な鼻症状の増悪、かゆみ、咳嗽、呼吸困難、くしゃみ発作などが報告されています。


脱水・熱中症について


熱中症は、「日射病」と「熱射病」の総称で、
高温や多湿の環境下で起こる身体の障害の総称になります。

 

日射病は、直射日光が起因となる熱中症で、日光に長時間当たることで、大量の汗をかいて脱水症状となり、体温調節中枢の機能が低下し、倦怠、悪心、頭痛、めまいの軽度から、意識障害、けいれんなどの重度の症状がでます。

 

熱射病は、屋内・屋外を問わず、高温多湿な環境下に長時間いたり、作業をしている時に起こります。体温調節機能が破綻することで、日射病と同様に、倦怠、頭痛、めまい、意識障害を伴い、40度以上の高体温となって、生命にかかわることもあります。

 

 

【熱中症にかかりやすい状態】
・体力・免疫力が低下している人
・肥満の人
・暑さに慣れていない人(漢方学的に虚証の人)
・がまん強い人
・高齢の人

 

【熱中症にかかりやすい環境】
・前日に比べて、気温が急に高くなった時
・気温はそれほど高くなくても、湿度が高い時
・アスファルトなどで活動している時(道路工事の現場の人など)
 


熱中症の分類 日本救急医学会

【重症度 I度(軽症)】
・症状 めまい、立ちくらみ、こむら返り、手足のしびれなど 
・対策 水分補給 日陰で休む 安静
・医療機関への受診・・・必要は無し


【重症度 II度(中等症)】
・症状 頭痛、吐き気、体がだるく力が入らない、集中力や判断力の低下 
・対策 水分補給 日陰で休む 安静 体を冷やす 十分な水分と塩分を補給
・医療機関への受診・・・飲めない場合や症状の改善が見られない場合は受診が必要


【重症度 III度(重症)】
・症状 意識障害(呼びかけに対し反応や会話がおかしい)、けいれん、運動障害(普段通りに歩けない) 
・対策 水分補給 日陰で休む
・医療機関への受診・・・救急車で救命医療を行う医療施設に搬送し入院治療の必要がある

 

 


自分でできる熱中症対策

・直射日光の下で、長時間にわたる活動はさける
・日傘やつばの広い帽子(麦わら帽子)を被る
・こまめに水分補給をする
・吸湿性や通気性の良い服装にする
・扇風機やエアコンを使った温度調整をする(体を冷やす)

【その他】
・高齢者や持病のある方は特に注意
・最も熱くなる7月、8月は要注意
・真夏の車内に子供を置いて買い物やパチンコなどに行くことは、絶対にやめましょう。

当院でできる予防・治療

当院での熱中症に対する治療は2つあります。

1つは内服での治療(保険適応)、2つ目は点滴による予防があります。

 

漢方医療では、熱中症を中暑(チュウショ)と言います。この『中』は、
食中毒の中と同じで、暑さに中(アタ)った疾患という
「暑気あたり」を意味します。

具体的な漢方薬の例として、緊急性がない口渇、頭痛を軽減する主な漢方
処方は「白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)」を用い、
夏ばての倦怠感に清暑益気湯(セイショエッキトウ)などあり、
問診時の症状に合わせて処方します。

 

点滴療法は、自費診療になりますが、標準・強力の点2種類の点滴をご用意しています。

2つの予防治療の共通している点は、「注射」ではなく、「点滴」になり、
また500mlと輸液量が多めになる点です。

体の水分を元に戻すためには十分な量が必要と考えているからです。
また、脱水・熱中症からの回復には、2時間程度のゆっくりとした
休息をとっていただきたいという思いがあるからです。

十分に体力が回復してからの帰宅をお勧めしております。

熱中症の指導 「水」「電解質」「ビタミン」

医師にとって、熱中症の指導の難しい点は、
過ぎたるは及ばざるがごとし」の1点につきます。

 

水の摂りすぎはご注意

ある雑誌で、熱中症対策に、「お水」を多く飲みましょうというとあり、
それを実践するために、「」だけを一生懸命に摂取したとします。

水分を摂取する量が、排泄する量を上回り、血液中のナトリウム濃度が低下した状態になった時、
つまり、医学的には『低ナトリウム血症』といいますが、一般には「水中毒」で知られる状態になっています。

 

症状は意識混濁、頭痛、吐き気・嘔吐など。熱中症に酷似します。
重症化すれば痙攣、昏睡となり死にかかわり、熱中症との区別がつきにくいため、丁寧な診察が必要です。
また、水中毒は、高齢者や持病のある人が起こるのではなく、乳児や激しいスポーツ好きな成人例もなり得ます。

 

透析中の患者さんや慢性心不全のような持病をもつ患者さんでは、臓器の予備能力が低いため、
体内に水分が過剰に蓄積されることで、急性心不全になり、命にかかわります。


​スポーツドリンクの摂りすぎはご注意

ある雑誌で、「水だけでなく、スポーツドリンクも飲んで、電解質を保ちましょう」と言います。
それを実践するために、「スポーツドリンク」だけを一生懸命に摂取したとします。

 

糖尿病の患者さんでは、血液中の血糖が高くなる傾向があります。
このような患者さんでは、スポーツドリンクをたくさん摂取すると
スポーツドリンクに含まれる糖分が蓄積され、高血糖になることで、
意識がなくなり、命の危険にかかわる高血糖高浸透圧症候群が引き起こされます。

 

このような例にもあるように、過剰の摂取は危険であり、何事も中庸が大事と考えます。
必要な摂取量などについては、ご相談ください。


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