検査対象の方(受検者)
当院では、下記①〜⑦を理由に、毛髪ミネラル検査を受けたいという問い合わせがあります。
①自分のために把握したい。
アンチエイジングや、身体の中からキレイになることに興味がある方
アンチエイジング(美容:シミ、シワ)に興味のある方
デトックス(体内浄化・毒素排出) に興味がある方
サプリメントの効果を確認したい方
自身に必要なサプリメントを知りたい方
忙しくて人間ドックを受けることができない方
疲労・ストレスを感じている方
②食習慣を把握したい。
生活習慣病(肥満・糖尿病・高血圧など)の予防に関心のある方
生活習慣病を予防したい方
生活習慣病の予防に興味がある。
生活習慣病(肥満・糖尿病・高血圧など)の予防に関心のある方
偏食ぎみの方
体調管理・健康増進を希望される方
③女性のトラブルの原因を把握したい。
妊娠している・妊娠を考えている方で、体に有害ミネラルが蓄積していないか心配されている方。
不妊(症)の原因として確認したい方
妊娠(高齢・水銀)されている方
更年期障害の原因として知りたい方
貧血、月経前症候群、冷え症でお困りの方
毛髪から体内のミネラル成分を測定する最新の予防医学検査で、現在アメリカでは医師1万人以上が体内栄養素分析の指針として活用しています。この検査で体内ミネラルバランスや有害金属による汚染などを把握する事が出来ます。
有害ミネラルは人体に蓄積しがちな一方で、必須ミネラルは体内で合成できないため、多忙な現代人や吸収力が衰える高齢者は欠乏しがちです。髪の毛は1日に0.3mm〜0.4mm、つまり1ヶ月では1cm前後伸びると言われます。切った長さの髪の毛は、その期間の必須・有害ミネラル情報を日々の体内の栄養状態として記録しているため、血液や尿よりもミネラルバランスを正確に投影します。実際の毛髪ミネラル検査では、根元から2-3cmmを採取しますので、直近の過去2-3ヵ月の期間に体内にあったミネラルが反映されています。
【毛髪は体内の血中成分の記憶について】
毛髪中に含有されているミネラル濃度は、血液や尿の100倍以上高くなっています。このため、毛髪を調べることで体内の栄養素やミネラルバランスが、明確な数値で把握できます。また、毛髪は検体(検査する対象)として安定しており、血液や尿に比べて変質する心配がなく、長期にわたる栄養の摂取状況を総合的に把握できます。
過去の毛髪を分析することによって、現在の体内の状況を推察することができます。毛髪検査の応用では、「過去の薬物摂取(麻薬)」の捜査としても活躍しています。毛髪は法医学検査でもその有効性は実証済みで、有害ミネラルの体内蓄積推定の最善の検査です。
測定元素(26元素)
必須 ミネラル 13元素 | ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、セレン(セレニウム)、ヨウ素、クロム、モリブデン、 マンガン、鉄、銅、亜鉛 |
有害 ミネラル 6元素 | カドミウム、水銀、ヒ素、鉛、ベリリウム、アルミニウム |
参考 ミネラル 7元素 | バナジウム、コバルト、ニッケル、ゲルマニウム、リチウム、ホウ素、臭素 |
毛髪ミネラル検査では、人体に関連する「有害ミネラル」と「必須ミネラル」の測定を行います。
6種類の有害ミネラルの他に、必須ミネラルを含めた20種類を分析します。
体内の必須ミネラルバランスの過不足や、有害金属による体内残留毒素(蓄積度)を把握する事ができます。
具体的には6種類の有害ミネラル検査は、曝露による中毒を起こすカドミウム、水銀と、過剰摂取で有害性を示すアルミニウム、ヒ素、鉛、ベリリウムを測定します。
また、ヒトに関連する16種類の中の必須ミネラルの中から、13種類(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、セレン、ヨウ素、クロム、モリブデン、 マンガン、鉄、銅、亜鉛)を測定します。
この13種類の必須ミネラルについては、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」で摂取量の指標が定められています。
STEP1問診票の記入
疲れやすいなど現在の症状・病状を把握するために質問票に記入します。
STEP2医師の診察
医師による診察(血圧、脈拍など)も行います。
質問項目以外にご相談がございましたら、お伝えください。
STEP3検査用の毛髪採取
根元に近い部分の髪の毛をひとつまみ(0.1-0.2グラム)切ります(*1)。
検査は毛髪を根本から切り、それを検査機関に送り分析いたします。
STEP4再来院・検査結果のお知らせ
2〜3週間程度のお時間をいただきます。
検査結果をもとに、医師によるカウンセリングを行います。
STEP5症状改善に向けたご提案
受検者さんの必要な栄養素の摂り方・有害ミネラルの排出に関しての治療をご提案しています。
STEP6再検査
身体のミネラルバランスは毛髪に高濃度に反映されるので、ミネラルバランスの定期的なチェックは健康維持のための指針となります。
毛髪ミネラル検査は、食事・栄養療法やサプリメント摂取で変化しますので、定期的に実施されることをお勧めします。
(*1)毛髪ミネラル検査をご希望される患者様へ
検査に必要な毛髪量は0.1-0.2グラムです。クリニックにて髪の毛を切ることも可能ですが、ご自身でお持ちいただいても結構です。
美容院にて髪の毛を切る際などにご用意いただくなどでも大丈夫ですが、頭皮の根元に近い部分から3㎝を切り取ってください。
外部検査機関で検査します。(約2-3週間で結果報告)
当院では検査して「終わり」ではなく、患者さまと一緒に検査結果に基づいて、今後の治療方針を考えます。
検査結果をもとに、患者さまの現在の状況や今後の予想をし、
健康面や食事、ビタミン、ミネラルの摂取方法についてなどのアドバイスをレポートにしてお届けします。
「レポート」に基づき、医師からの医療アドバイスとしてサプリメントや日常生活のご提案を行います。
検査結果に基づき、その方に合ったサプリメントの作成&指導を行ないます。
健康づくりや食生活・サプリメントのガイド、体調管理、デトックス(体内浄化・毒素排出)にご活用下さい。
自分の体内状況を知ることは健康への第一歩です。
具体的には、患者さまの必要な栄養素の摂り方・有害ミネラルの排出に関しての治療をご提案しています。
毛髪ミネラル検査の結果から、自分だけのサプリメントをオーダーします。
医師が、結果の説明の後、
同時に食事・栄養アドバイスによる体質改善とデトックス(排毒)治療の説明を行います。
お口の中の金属を取った後に、体の中に入った金属をキレートするサプリメントです。
さらには現在の症状などを総合的に判断し、
ご希望がございましたら、サプリメントを処方する「ドクターズ・オーダーサプリメント」を行っております。
また、内服以外でも、有害金属を除去するためのキレーション点滴を検討することがあります。
【その他】
現在は保険適応にはなりません。自費での診療となります。
妊婦・授乳中の方の点滴は行っておりません(食事指導のみ)。