点滴療法

グルタチオンとは

【グルタチオンの抗酸化作用】

活性酸素・フリーラジカルを直接的に捕捉することによって現れる場合と、グルタチオンペルオキシダーゼなどの基質として作用し脂質過酸化物を分解する場合の2つ があります。直接的な抗酸化作用としては、ヒドロキシルラジカルと速やかに反応し、消去します。

グルタチオンペルオキシダーゼは、グルタチオンを基質として、過酸化水素や脂質とヒドロペルオキシドを還元し、 安定な水やアルコールに変えます。この反応で酸化型グルタチオンができるのですが、 NADPH依存性還元酸素によって、還元型に戻されます。

 

グルタチオン点滴療法の適応

① 抗酸化・アンチエイジング

    パーキンソン病・記憶障害・アルツハイマー病・脳梗塞・多発性硬化症

② 動脈硬化

    心不全・腎不全・糖尿病・閉塞性動脈硬化症・動脈硬化症

③ アレルギー・免疫疾患

    湿疹・皮膚炎・蕁麻疹・気管支喘息

④ 解毒・デットックス・薬物中毒・アルコール中毒

⑤ 美白(紫外線によるメラニン合成を強力に抑制)

⑥ 抗がん剤・放射線治療による副作用を軽減・シビレ・白血球減少

⑦ その他

    肝炎、肝硬変、 脂肪肝

    膵炎

    気管支喘息、COPD、間質性肺炎

    関節炎

    慢性疲労症候群、線維筋痛症

    過敏性腸症候群

    白内障、緑内障

グルタチオン療法におけるQ and A

グルタチオンとは何ですか?

グルタチオンとは、人間の体内に広く分布するアミノ酸が3つ結合したペプチドという化合物です。強力な抗酸化作用があるので、人間の身体を錆びつきから守ってくれる代表的な物質です。免疫システムにおいても重要な役割を担っており、アレルギーや喘息などを抑える効果もありますが、一般に20代をピークに加齢とともに減少していきます。

 

グルタチオン療法の副作用はどのようなものがありますか?

極稀に一過性の頭痛や吐き気が出ることがありますが、投与中止によりおさまります。

 

グルタチオン療法はパーキンソン病に効果があるのですか?

グルタチオンは、抗酸化物質のひとつであり、脳を様々な有害物質から守る役割を担っております。パーキンソン病の患者様の脳内では、このグルタチオンが減少していることがわかっており、グルタチオンの点滴により著明に症状が改善した例も多く見られます。しかし、治療効果はさまざまで、劇的な効果が認められる場合も、ほとんど無効である場合もあります。現在、アメリカでは臨床試験が行われています。

 

グルタチオン療法は具体的にどのくらいの頻度で行うものですか?

疾患や目的により異なりますがグルタチオン療法は、週に1〜3回の頻度が理想的です。
1回の所要時間は濃度により異なりますが、高濃度の場合でも30分程度となります(初回は副作用の出現をよく観察するため、もう少しお時間がかかります)。濃度が低い場合は10〜15分程度です。
パーキンソン病の場合、低濃度から始めて徐々に増量、通常は1400〜1600mgを点滴で投与します。この投与量は通常投与量の数10倍になります。頻度は週に2〜3回、約3ヶ月間行います。病状の改善が認められれば、その後は維持プログラムとして週に1〜2回のペースで治療します。パーキンソン病の進行防止の場合は維持プログラムから開始することもあります。有効率は40〜60%で、劇的に効果があるケースからまったく無効である場合もあります。

 

お酒が大好きです。やはりグルタチオン点滴をしたほうがよいですか?

アルコールの解毒というのは、肝臓にとっては「負担のかかる余分な仕事」の一つです。グルタチオンには、肝臓の解毒を助ける働きもあるため肝障害の方や将来の肝障害を少しでも予防する目的でグルタチオン点滴を受けられている方もいらっしゃいます。

風邪注射・点滴

現在行っていません。

 

 

点滴療法


点滴療法では、薬の成分が直接作用するので、サプリメントで経口摂取するのに比べ
より早く効果を実感していただけるのが特徴です。

不足しがちな各種ビタミンや栄養素を、注射や点滴で直接体内へ吸収させることで、
体の機能を整え美容・健康維持に効果を発揮します。

所要時間は、注射は約5分、点滴は約10〜30分です(点滴時間は内容により異なります)。
気軽にできる体のメンテナンスです。
​お仕事の合間などちょっとした時間に気軽に受けていただけます。

 

点滴療法は、疲労感や肩こりなど日常の気になる症状を解消して、

より快適に過ごしていくための体のメンテナンスに最適です。


当院の目的に合わせて選べるカクテル注射・点滴


目的に合わせて選べる

     カクテル注射・点滴

滋養強壮・疲労回復

・ダイエット・メタボ対策

・美容・美白注射・点滴

 


当クリニックでは、お悩みや症状、患者さん一人一人に合わせ、
効果的な成分を配合したカクテル点滴をご用意しております。

豊富なバリエーションの中からぴったりの点滴をお選びいただけます。


ダイエット点滴

現在、アルファリポ酸を用いたダイエット点滴はしておりませんが、下記の項目を目的として治療を継続しています。


アルファ・リポ酸の特徴(ダイエット目的以外の作用・効果)

アルファ・リポ酸は、

生きるために必要なエネルギーの産生アップに必要不可欠な働きをしています。

そのため、ダイエットに良いとされています。


アルファ・リポ酸は「がんの予防や治療」でも効果が認められています。

・がんの発生や進行の原因となる活性酸素を消去
・がんの発生に関わる因子の活性を阻害
免疫力を高めてがん細胞を死滅
がん細胞の細胞死を実行する因子を活性化

がんの他にも、

肝臓疾患糖尿病性神経疾患慢性関節リウマチなどの

自己免疫疾患にも効果が認められています。

手術、抗がん剤、放射線治療との併用が可能ですし、

高濃度ビタミンC点滴療法との併用により抗がん作用の増強が期待できます。


α-リポ酸点滴の注意点

  • 以下の方は、α-リポ酸点滴を受ける事ができない可能性があります。

    ・腎臓機能の低い方、腎不全による透析中
    ・高度の心不全や不整脈のコントロールができていない方

  • α-リポ酸点滴は点滴後に低血糖を起こすことがあります。
    そのため点滴前2時間以内に食事を摂取してきてください。
    難しい場合は、点滴中にジュースやプロテインバーなどをご持参ください。
  • 点滴中にアレルギー反応で皮膚のかゆみを生じる事や、血管痛が出る事があります。
    その場合は速やかに医師にお知らせください。
  • 点滴の施術時間は1回あたり平均30分となります。
  • お勧めの点滴頻度は週に1回程度となります。

 


脱ステロイド注射療法


当院の考え方

【現在ステロイド剤を内服・使用中の方】
 

・急にやめることは避けてください。
・長期間ステロイドを使用している方は、ゆっくりと減量する必要があります。


・現在使用しているステロイド療法を中心としながら、減量可能かどうか判断する必要があります。

 

【ステロイド剤を内服・使用していない方】
①内服・点鼻薬を使用していない方
保険診療での治療(抗アレルギー剤)をお勧めします。
・内服だけでなく、点鼻薬も効きますので試してみる必要があります。

 

 

②内服や・点鼻の抗アレルギー剤を使用している方
→症状の改善せず困っている方

抗炎症効果のある注射や点滴(自費)を用います。


当院でできる注射・点滴療法

①肝庇護剤・グルタチオン療法

②ノイロトロピン注射

③ヒストグロビン注射

④プラセンタ療法

⑤血液クレンジング療法

⑥高濃度ビタミンC療法

⑦マイヤーズカクテル療法

⑧各種ビタミン点滴

 

①②は、急性蕁麻疹や慢性蕁麻疹にも用いることがあります。

③④は、人由来の血液製剤であり、③は減感作療法の一つで非特異的減感作療法と呼ばれ、
アレルゲンに関係なくアレルギーを体質から改善する根本治療です。

④は美容だけでなく抗炎症効果も期待できます。

⑤⑥は、不要な炎症反応を正常化する働きを持っています。

⑦⑧は、多くのビタミンが配合されており、⑦は喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患に有効である報告があります。

また、各種ビタミンは量によって、アレルギー性疾患を制御しています。


マイヤーズカクテル療法

マイヤーズカクテルとは?

メリーランド州の開業医ジョン・マイヤーズ先生は30年以上にわたり、喘息、慢性疲労、うつ病の患者をビタミンやミネラルの点滴療法で治療することで有名でした。

マイヤーズ先生は1984年に亡くなられ、行き所がなくなってしまった患者さんがペンシルバニア州の開業医でアメリカホスリティック医学協会元会長のアラン・ギャビー先生を訪ねマイヤーズ先生の処方を再現することとなりました。

再現後ギャビー先生は11年間で1,000人の患者に15,000件の点滴療法を実施。
2002年にAlternative Medical Review誌にこの点滴療法を紹介し、マイヤーズ先生の功績を讚えて“マイヤーズカクテル”と名付けました。

全米各地の統合代替医療や自然療法の医師がマイヤーズカクテルを臨床で処方しています。

 

 

 

マイヤーズカクテルの特徴

環境の汚染や食生活の乱れ、ストレスなど様々な要因により、人体は気づかないうちにダメージを受けながら生活しています。
そういった状況の中で、不足しがちなビタミン・ミネラルの補給を怠ると、様々な病気や症状の発生に繋がります。
これらの慢性的に不足しがちである、からだに必要不可欠なビタミン・ミネラルを効果的に体内に取り込むことで、体の機能を整え、様々な疾患に適用します。

マグネシウムの主な作用

効果:骨粗鬆症予防、筋肉の収縮、不安・不眠・うつなど神経のトラブルの解消、抗ストレス作用

  • 刺激に対する神経の興奮を鎮め、筋肉の収縮を促す
  • ビタミンB群とともに、糖質、脂質、タンパク質の代謝や核酸の合成に働く
  • 軟組織にカルシウムの沈着するのを防ぐ
  • カルシウムを骨から出す副甲状腺ホルモンの合成に必要である
  • 血液を固まりにくくする
  • 体温や血圧を調節する

効果:骨粗鬆症予防、筋肉の収縮、不安・不眠・うつなど神経のトラブルの解消、抗ストレス作用

 

ビタミンB群の主な作用

皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンBはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチンの8種類に分かれており、それぞれのビタミンBは役割が違います。

  • ビタミンB1:精神を安定させ、疲労を取り、糖質の代謝を促す
  • ビタミンB2:肥満を防ぎ、皮膚を丈夫にする
  • ビタミンB6:神経の働きを良くし、たんぱく質の分解する
  • ビタミンB12:貧血予防、集中力の向上
  • 葉酸:細胞の生成に不可欠、動脈硬化の予防
  • ナイアシン:胃腸の障害を予防、脂肪をエネルギーに変える
  • パントテン酸:ストレスや疲労を取り除く
  • ビオチン:白髪や脱毛を予防

ビタミンCの主な作用

有害な活性酸素に対する抗酸化作用が優れており、メラニンを減らし白く還元することで、シミなどを改善します。
またストレスへの抵抗や免疫機能の向上、コラーゲンの合成などにも必要な栄養素です。

 

 

この治療が適している方

非常にたくさんの病気に効果が期待されています。

気管支喘息、偏頭痛発作、全身倦怠・疲労、慢性疲労症候群、線維筋痛症、こむら返り、急性上気道炎、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、慢性蕁麻疹、甲状腺機能亢進症、心不全、狭心症、生理不順、抑うつ症状など

 

 

副作用について

もともと人間の体の中に存在する栄養素であるビタミンとミネラルの点滴療法です。
副作用は殆どない安全な点滴療法です。まれに急速にマグネシウムやカルシウムを投与すると熱感や低血圧、失神、低カリウム血症を起こすことがあります。

また、ジギタリス製剤投与中はカルシウム投与中に不整脈を誘発することがあります。

 

 

治療に関して

  • ビタミンB1,B2,B3,B5,B6,B12,ビタミンC、グルタチオン、マグネシウムなどの点滴製剤を使います。
  • 治療内容や費用などの説明を受け、十分に納得されましたら治療同意書にサインをいただきます。
  • 今後の治療の指針として必要な問診票の記入を行います。
  • 症状に合わせ調合したマイヤーズカクテルを約40分間かけて点滴します。
  • 週に1回〜10日に一回の頻度で、10回くらい続けることをお奨めします。

 

検査について

特にありません。

予約制ですので、事前にお申込みの上ご来院下さい。
初回のみ医師の診察を受けて頂きます。
点滴可能と診断されると点滴療法が始まります。

 

治療費について

マイヤーズカクテル(所要時間30分) 8,000円

 

※点滴の処方内容によって金額が変わる場合がございます。


当院の特徴


当院の美容を含めた治療には、

大きく分けて2つになります。

プラセンタを「使用する」治療
プラセンタを「使用しない」治療

になります。

 

プラセンタを使用することの欠点とは、
プラセンタはヒト由来の血液製剤になりますので、
「特定生物由来製剤」になります。

つまり、プラセンタを作る行程では安全に処理されていますが、
未知のウイルスなどの感染症のリスクが否定できませんので、
輸血はできますが、献血が出来なくなってしまいます。

 

当院の美容に関する治療は、
プラセンタによる効果は大きいですが
プラセンタを使用しない治療もあります。

 

お気軽にご相談ください。


スキンケアの目的


●シミ
作用:しわや皮膚の色素沈着にも効果的な成分を配合。シミ、そばかす、くすみを防ぎます。
主な成分:ビタミンB群、ビタミンC、プラセンタ、システインなど
効能:シミ・そばかす・くすみの改善


●にきび 点滴・注射には、抗生剤の使用はしておりません。
作用:肌のビタミンとも呼ばれ皮膚の再生力を高めるビオチン(ビタミンH)や、ビタミンB1誘導体を配合。にきびが気になる方におすすめです。
主な成分: ビタミンB群、ビタミンC、ビオチン(ビタミンH)、ビタミンB1誘導体、αリポ酸など
効能: ニキビ改善、肌荒れ改善、疲労回復


●しわ・たるみ
作用: 高い抗酸化作用で細胞の老化を防ぐ成分をプラス。しわやたるみが気になる方のアンチエイジング対策に。
主な成分: ビタミンB群、ビタミンC、プラセンタ、グルタチオンなど
効能: シミ・そばかす・くすみの改善、肌の若返り


●肌荒れ
作用: 疲労回復やストレス緩和にはたらく成分に、スキンケア成分をプラス。喫煙される方におすすめです。タバコによる肌荒れ対策にも。
主な成分: ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンB1誘導体など
効能: シミ・そばかす・くすみの改善、肌荒れ改善、疲労回復

 

●アトピー
作用:起炎物質の抑制、鎮痛作用、好酸球浸潤抑制作用、抗酸化作用
主な成分:ビオチン(ビタミンH)、ビタミンB12、トラネキサム酸、αリポ酸など
効能:アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、顔などの赤みの緩和、デトックス効果

 

●その他(口内炎)
作用:皮膚や粘膜の健康維持に働きます。
主な成分: ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンB1誘導体
効能:肌あれ、にきび、口内炎、口角炎、口唇炎、かぶれ、ただれ、湿疹、皮膚炎、舌炎、赤鼻、目の充血、目のかゆみの緩和。


白玉点滴

  このような方におススメです

  • メラニン生成抑制による美白
  • 抗酸化作用による肌のアンチエイジング
  • 免疫力の活性化をしたい方
  • 抗アレルギー作用で湿疹などを改善したい方
  • 肝機能の改善を強化したい方

 

 

→白玉点滴についてはこちらへ

 


2-4月は、花粉(スギ・イネ科)の時期


2月といえば立春で、暦の上では春の初めですが、

まだまだ寒い時期です。

春になると温かくなり、花粉に悩まされる季節になります。

ですが、春の花粉は2月にもたくさん飛来しています。

 

咳やくしゃみ、鼻水は風邪の症状でもありますので、

風邪と花粉症の区別がつかず放置しておくと、

ずっと症状が治らず不快感だけが続きます。

 

2月頃からの花粉症の原因は色々ありますが、

地域や、気温によって花粉の飛来の時期が変わります。


この時期福岡で、注目する花粉は、スギ、ヒノキ、イネ科になります。

 


花粉症の検査と治療


検査

①血液検査

②パッチテスト

*当院では、①の血液検査を行っています。

 

治療

①内服

②点鼻薬

③舌下免疫療法

④注射

 

*当院では①-②を保険を用いて内服薬・外用薬の処方を行っております。

*③の治療は行っていません。2017年3月より処方できるようになりました(保険適応)。

 

また、④の治療は自費診療で行っております。

(保険診療と自費診療の同日の受診はできません。)

 

ヒスタグロビン注射について

 

2019.11.19のテレビの放送後、少しずつご相談される方が増えてきましたので追記しました。

当院において、ヒスタミン加人免疫グロブリン療法は、「ヒスタグロビン注射」による療法として実施しています。

一時的な効果だけでなく減感作療法といってアレルギー体質を改善していく効果が期待できます。慢性的な花粉症やアトピー性皮膚炎、蕁麻疹でお悩みの方には非常に有効な治療法です。
また、ヒスタグロビンは、ステロイドとは違って副作用が非常に少ない治療です。

 

効能

ヒスタグロビン注射は特定のアレルギー物質に対して反応するのではなく、全てのアレルギー物質に反応します。特定のアレルギー物質に対する治療でないため、スギ花粉など特定以外が原因の人にも効果を発揮する治療法です。  

 

治療

成人では週1〜2回の間隔で3回又は6回注射し1クールとする。いったんあらわれた効果を維持するためには3〜4ヶ月ごと1回の注射を反復する。

通常は、1バイアルの量から行いますが、効果の高めたいときには、倍量を行うことが可能です。

 

テレビでも、紹介されました。

ザ!世界仰天ニュース

引用URL

 

料金

花粉症注射


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